후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면
た事が民間に伝わったものであると。これも恐らくは虫焼きと同じく支那の古俗が移ったであろう。日本でもこの風を移してこの日小松を引いて松明を作り鼠を燻べて年内の鼠害を禁じたのが子の日に小松を引いた起りで、後には鼠燻しは抜きとなり、専ら小松を栽えて眺め飲み遊ぶに至ったので、その遺風として『袖中抄』の成った平安朝の末頃まで田舎で蚕室の掃き初め式の帚に小松を添えて鼠どもグズグズいわば燻ぶるぞと脅かしたのだ。
フレザーの『金椏篇』初板三章に、農家が恩威並び示して田畑の害物を禁厭する諸例を挙げていわく、古ギリシアの農書『ゲオポニカ』に百姓がその耕地より鼠を除かんと欲せば、一紙に次のごとく書くべし、ここな鼠にきっと申し渡す、貴様も他の鼠もわれを害してはならぬ、あの畑を汝に遣るから速く引っ越せ、今後わが地面で二度と貴様を捕えたら、諸大神の母かけて汝を七つ裂きするぞと、かく書いた紙の字面を上にして自分の畑にある少しも切れていない石に貼り付くるがよいと。注にいわく、ここに言えるあの畑とは隣り持ちの畑だと、つまり自分の畑さえ害せずば隣人はどんなに困っても構わぬという書式だ。