일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면

아오조라 문고

かく鼠はよく物を盗む故、その巣から人に必要な物件を見出す事少なからず。前にもちょっと述べた通りハムステルてふ鼠は頬に大きな嚢ありて食物を猴の頬のように詰め込み得、常の鼠と異なり尾短し。北欧州やアジアのヒマラヤ以北に住み北欧のものは長十五インチ尾三インチ、常の鼠より大きい。地中に込み入った巣を穿ち特に穀倉を造り、秋末に穀豆をその頬に押し込んで多量に貯え、その中に眠って極寒時を過し、二、三月になると寤めて居食いする。一疋で穀六十ポンド、また豆ハンドレッド・エートを蓄うるものありとは仰山な。しかしこの事を心得た百姓は、その巣を掘って穀を過分に得、またその肉を常翫するから満更丸損にならぬ。これと別属ながら、同じ暮し方の鼠がアフリカにも西半球にもある。諸方で鼠が神や人に食物を与えた譚あるはこれに基づくか。支那にも一種全身鼠色で、尾やや長く欧州産の腹黒く尾短きに異なるハムステルあり。豆を好み穴倉に貯えるから豆鼠児、倉鼠児、倉官児、弁倉児など呼ばる(『皇立亜細亜協会北支那部雑誌』二輯十一巻五九頁)、天復中隴右の米作大豊年で、刈ろうと思う内、稲穂が大半なくなり大饑饉出来した。