일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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なんごくたいへいき

南国太平記

直木 三十五

直木 三十五의 南国太平記(なんごくたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 493,291자 · 991화면

아오조라 문고

そして、白々とした部屋の空気を、少しも感じないように、侍女に、何かいっては、侍女と一緒に、朗らかに笑った。

「実学党崩れ、又、秩父崩れ――家中に党を立てて、相争うことは、それ以来、きつい法度にしてある筈じゃ。それを、存じておりながら――こともあろうに、由羅がどうの、調伏がどうのと――おのれら、身を、何んと見ておるのじゃ。当家は身のものじゃぞ。これっ――身が当主じゃぞ。身を調伏したり、身に陰謀を企てたりする奴等がおったなら――そりゃ、床下へなりと、天井へなりと、奥へなりと忍び込め――それは、忠義な所業じゃ。又倅の側役として、斉彬に事があれば、それも許してやろうが、高が、斉彬の倅一人の死に、陰謀が何うの、こうの――申すにことを欠いて、由羅が張本人などと――由羅は、身の部屋同然の女でないか。それを、謀反人扱いにして、それで、おのれら、功名顔をする気か――公儀に聞えて、当家の恥辱にならんと思うのか――たわけっ、思慮なし。石ころ同然の手遊人形一つを証拠証拠と、左様のものを楯にとって、家中に紛擾を起して、それが、心得ある家来の所作か――」

斉興は、一気に、ここまで喋って、疲れたらしく、水飲みを指さした。