일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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なんごくたいへいき

南国太平記

直木 三十五

直木 三十五의 南国太平記(なんごくたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 493,291자 · 991화면

아오조라 문고

「孫兵衛、路頭に立つと申すことがあるが、今の予は、路頭に臥てしまっておるのじゃ、あはははは。万事、調所と取計ってくれ」

と、いった。将軍家斉の岳父である、重豪の言葉であったから、孫兵衛は決心した。

調所は、こうして利を与えておいてから、大阪町人に借金している五百万両の金を、二百五十ヶ年賦で返す、という驚くべき方法をとった。孫兵衛は、人々に、どうせ取れぬ金だ、仕方がない、と、説得した。

町人が、余りの仕儀に怒っているところへ、幕府からの献金が来た。つづいて、町人の奢侈禁止が発布された。だが、窮民共は、このへとへとになっている町人へ、米高の罵声を浴せかけた。

窮民といっても、本当に、その日の朝から一粒の米も無いというのは、少かった。

「貰わんと、損やし」

と、一人が、笊を抱えて出ると

「こんな着物でも、くれるやろか。もっと汚れたのと、着更えて行ったろ」

と、頑強な男が施米所へ走り出した。

そういう人々は、鬨の声、火の手、煙――それから、本当の窮民は僅かで、乞食と、無頼漢とが、勝手に暴れているんだ、と聞くと、自分の財産を守るのに、周章てていた。

「お梅、早う、天井へ、隠れんかいな」