후리가나로 읽는 일본 고전
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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
直木 三十五의 南国太平記(なんごくたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 493,291자 · 991화면
と、天童がいうと、
「よろしいように」
と、答えて、側の僧侶に
「水のあるところは――」
僧侶は、遥かの下の白い路を指さした。
「あの、こんもりと茂った木立の――」
「聞けば、判ろう」
こういい放った牧は、もう一直線に、枯草の上を、急斜面を、鹿のように、降りていた。
「危いっ」
一人が叫んだ。牧は、見る見る、転落して行く石のように、一直線に、小さく、小さくなっていた。一人が
「天狗業じゃ」
と、呟いた。天童が
「呪法も、武術も、窮極したところは、同じじゃ。見事な」
と、腕組して、牧の後姿を、眺め入っていた。
澄み上った秋空だったが、仙波父子は、宿屋の一間に閉じ籠ったままであった。
(池上と、兵頭とは、危く脱したにちがいないが、あれまでに、お由羅方の手が廻っているとすれば――或いは、京、大阪から、二人を途中に討取るため、又人数を繰出しているかも知れぬ)
二人の身の上を案じる外に
(牧を討つために出た二隊までが恐らくは、全滅したであろうが、益満は、何うしたか? あの男の豪胆と、機智と、腕前とは、一人になっても、生き残るであろうが――名越等、江戸の同志は、この刺客隊の全滅を知っているだろうか――いるとすれば、第三隊が出たか、出ぬか――)