후리가나로 읽는 일본 고전
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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
直木 三十五의 南国太平記(なんごくたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 493,291자 · 991화면
小手をかざして、御陣原――にはこれあらで、兵庫沖、かすむ霞の晴れ間より、ちらりと見ゆる軍船。漁にかえる海人か、晦日の金か、三日月か、宵にちらりと見たばかり。潮路、はあーるかに、見渡せばあー」
扇が二つ入った。
「取梶、面梶、刀鍛冶。煙波、渺々たる海の面、埋まったりや、数万艘、二引両、四目結、左巴に、筋違い、打身に、切疵、肩の凝り、これなん、逆賊尊氏の兵船。えんや、やっこらさっと、漕いできたあ。義貞朝臣、これを見そなわせ給い、いかに、者共、よっく聞け、耳かっぽじって、承われ――」
楽屋から、一人の男が出て来て、益満を見ると
「何んだい、お前さん」
「南玉に、逢いたいが――」
「今、駄目だよ」
そう、ぶっきら棒に云って、横へ入ってしまった。
「かかりけるところに、本間孫四郎重氏、黄瓦毛の太く逞しきに、打乗って、紅下濃の鎧着て、和田の岬の波打際に、たんだ一騎にて御入来。大音あげて弁ずらく、将軍西国より御上洛ならば、さだめて、鞆、尾の道の傾城共を、御召連れなされ候わん。それに食わせる引出物。一匹射留めて進上しよう。お口を開いて待っていな、と、上差の流鏑矢引抜いて、二所籐の弓に取副え、小松の蔭に馬を寄せ、浪の上なる鶚を的に、きりりや、きりりと、引絞ったりー」