후리가나로 읽는 일본 고전
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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
直木 三十五의 南国太平記(なんごくたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 493,291자 · 991화면
そして、畳の上へ、叩きつけたように散った。頸から、胸へ、血の流れ落ちるのが、人々に見えた刹那、一郎右衛門の身体は、頭から、よろめき出して、崩れるように、右手の前へ、突伏してしまった。
雪空は低く、暗かったが、地上には、雪が薄くつもっていて、人影は、ほのかに判っていた。
井上出雲守は、小脇差を差し、笠と、蓑とに身体をつつんで、人目につかぬ脇道から、城下を離れるため、急いでいた。
春の雪ではあったが、足は、凍えて、いつの間にか、指の感覚が無くなっていたし、両掛けにしている小さい荷物が、旅慣れない肩には、もう、重くなって来ていた。だが
(福岡へ――)
と、思って、冷える手を懐へ入れたり、擦り合せたりして、街道筋へ出る、曲り角まで来た。そして、街道筋の模様を、暫くうかがってから、林の中を、左の方へ斜めに横切って、街道へ出た。
(同志のために、斉彬公のために、お家のために)
出雲は、時々、後方を振向いたり、前をすかして見たりしながら、小走りに――道端の茶店を通り抜けようとした途端
「待てっ」
暗い油障子の半分開いている中から、一人の侍が出て来た。出雲守は
(しまった)