후리가나로 읽는 일본 고전
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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
直木 三十五의 南国太平記(なんごくたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 493,291자 · 991화면
将曹は、披げて、少し読むと、顔色が変った。時々、唾を呑み込んだ。
「声を出して読め」
将曹は、答えなかった。
「これで、天下も、当家も、安泰じゃ。将曹、そうであろうが――」
と、云った時、お由羅が
「それは?――何ういう?」
と、将曹へ、話しかけた。
「貸せ」
久光は、将曹の手から、書面を、受取って
「読み上げまする。よく、お聞きなされませ。母上」
と、云って、書面を披げてしまって
琉球国へ滞留之英人差戻方之儀御国体に不拘様厚奉蒙御内命候付、昨年帰国之上、猶又、種々、及計策清国へ嘆訴方、深致指麾置儀御座候に付、来春御暇被下候得者
「母上、よろしゅうござるか、このお暇は、江戸お暇のみではござりませぬぞ」
来春御暇被下候得者
「将曹、そうであろうがな」
直に致帰国、右手当向併に海岸防禦之儀、手厚取計可申心得に候得共、私事六十余歳罷成、其上持病の痔疾差起候節者、致難儀候間、嫡子修理大夫(斉彬)儀、年齢に罷成候に付、厚申含家督相譲隠居奉願含に御座候、此段御内慮相伺候、以上
松平大隅守
「母上」
と、云って、お由羅の方へ、書付を、差出して
「父上の、筆蹟に、相違ござりますまい」
お由羅は、黙っていた。