일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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なんごくたいへいき

南国太平記

直木 三十五

直木 三十五의 南国太平記(なんごくたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 493,291자 · 991화면

아오조라 문고

斉興の命は、ここ長くとも、五六年であろうが、その五六年の後に、爆発する軽輩の力と申すものに、或いは――わしらをも、倒すかもしれぬ――それでよい。倒されるものなら、仕方があるまい。然し、今、久光が、斉興と、争って、斉彬の志を、保存するとすれば、この鬱勃たる勢いが、蓄積されまい。一つは、斉彬の愛しておった軽輩のために、一つは斉彬の孝心のために、余命のない斉興を、後見にしたいと、わしは、肚をくくっておる。いかがでござろうか――」

二人は、阿部が、斉彬と同じように、表面は、柔かであるが、いい出したら退かぬし、尤もな意見であったから

「御高説、至極妙と存じます」

と、黒田が、いった。

「何分とも――」

と、宗城が、顔を上げた。

「御隠居が、後見に――」

「もう一度、老公が――」

そうした噂は、すぐ、家中いっぱいになった。軽輩は、身体中を、蒼白めさせて、怒りに、顫えてきた。

「さんざん、斉彬公の、世話になっておきながら、阿部伊勢という奴は、何んだ」

と、或る者は、罵った。

「福岡や、宇和島は、何をしているのだ」

と、一人は、叫んだ。そして、そうした人々が、集まっては、階級の上の人々へ、白い眼を向けるようになった。