후리가나로 읽는 일본 고전
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
知里 真志保의 和人は舟を食う(あいこくしんわたしはこうおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,567자 · 144화면
日や月をトッピというが、アイヌ語の北部方言トンピ(日月)のなまりであろう。天気のことをカド(カンド)というが、アイヌ語のカンドは天の意味である。皮ひもをトナリと呼ぶが、アイヌ語でもトナリあるいはトラリである。荷負縄をシナリ、帯をオビシナリと呼ぶが、アイヌ語のシナ(結ぶ、しばる)に関係がありそうだ。爺をホロケというが、樺太アイヌ語のホロケポ(若い男)と関係があるかも知れない。ポは若いを意味する指子辞だから。
いったい、このマタギの山言葉にアイヌ語の北部方言の色彩が見いだされるのは注目すべきことである。またその分布の範囲が現在の東北地方の方言でもとくに岩手・青森・秋田・山形などいわゆる北奥方言の地帯に一致し、宮城・福島などにまったく行われていないらしいことは、これまた注目に価する事実である。
さて、民族の接触にはかならず文化の交流が伴うものである。その意味で、日本語の中にアイヌ語の要素を見いだすことになんのふしぎもないわけである。ただ将来、日本語とアイヌ語の関係を考える場合、文化というものは水の流れと同じく、高きより低きにつく、という原則に固執しすぎたきらいがあった。