일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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『ゆいけんニュース』

『唯研ニュース』

戸坂 潤

戸坂 潤의 『唯研ニュース』(『ゆいけんニュース』)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,567자 · 35화면

아오조라 문고

唯研創立当時の一表情

(四三号・一九三六・三・一五)

唯研創立当時の一表情

『唯研ニュース』五〇号に唯研創立当時の思い出を書かなければいけないそうである。ニュースの思い出ではなくて、会自身の思い出だが、そうなると、思い出すことが沢山ありすぎて何から書いていいか判らない。

併し創立当時の事を思い出して忘れることの出来ないのは、三枝博音君の功績だろう。岡邦雄氏に唯研創立のはなしを持ち込んだのも同君だが、そういう云わば政治的活動の方面は別として、まず第一に三枝君でなくては出来ないのは、事務所さがしの一件であった。初め新宿の何とか荘という怪しげな六畳の日本間を仮事務所として契約したが、金を借りて手金にすべく持って来る筈の、同君の姪が約束通りにやって来ない。どうしたのかと思っていると、二時間程おくれて、あれはもう止めて他の処にしようという話なのである。

折角決めたのにと私は残念に思ったのだが、その時にはもう、東北ビルという東京で一等土地の善いそして一等安いビルが選定してあったのである。三枝君は不思議なほどマメな人物である。いつも約束の時間を一時間や二時間間違えられても腹は立てられぬと思った。