일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

よっつのみやこ

四つの都

織田 作之助

織田 作之助의 四つの都(よっつのみやこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,005자 · 62화면

아오조라 문고

五〇 矢野名曲堂。

五一 名曲堂の奥座敷。

十吉、紙を出してノートしかける。

庄平「君、新聞に書いちゃだめだよ、書かないね、そうか、よし、つまり具体的にいって道場とか錬成場とか療養所とか、いや希望的にいえば、この三つを加味したあるものをだね、建設すべく、今計画してるんだが、もう大体目鼻がついてるんだ……」

母親のお寿がお茶をもってはいって来たので、中断される。

お寿(十吉に)「いらっしゃい」

十吉「はあ、お邪魔しています」

お寿(庄平に)「おや、いつまで脚絆をしてるんです」

庄平(足を見て)「あ、しまった、運動会で先生に借りて、返すのを忘れていた」

五〇 矢野名曲堂。

客はいない。

葉子「中瀬古さんは見合いしやはんのね」

鶴三「男も年頃になれば見合いもするさ……」

葉子「うちかテ、見合いしようかしら?」

鶴三「莫迦! 相手もないのに見合いが出来るか?」

葉子、唇をかむ。

眼がうるむ。

突然、小鳥が鳴く。

うるんだ視線に硝子扉がうつる。

その向うに、雨に濡れた顔、新吉だ。

葉子「まあ、新ちゃん!」

雨の軒下に佇む新吉のおろ/\した姿。

葉子が扉の向うまで来る。

五一 名曲堂の奥座敷。

鶴三の前に新吉が項垂れている。

その横に、葉子が固唾をのんでいる。