후리가나로 읽는 일본 고전
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あかげっと しなあちこち
国枝史郎歴史小説傑作選
国枝 史郎
国枝 史郎의 国枝史郎歴史小説傑作選(あかげっと しなあちこち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,334자 · 121화면
通訳に立ったのは、西蔵探険で有名な河口慧海師で、師は、枯木のような体に墨染の法衣をまとい、タゴール翁と並んで壇上に立った。この二人の対照はまったく素晴らしい「オリエンタルカラー」の生きたサンプルであり、洋風の会堂が不似合いにさえ感ぜられた。
× × ×
私はタゴールの詩は「新月」ほか数種読んでいるし、戯曲も「郵便局」その他幾篇か読んでいる。正直のところ、その詩は、具体性が無いという点で、私にはあまり好ましくなかった。私にはシェレーの「雲雀の歌」やヴェルレーヌの「廃園」のような、空に喘ぎ昇る雲雀の姿が見えて来るような詩でないことには、又衰え咲いている草花の間に欠けた塑像が立っている、そこに寂しく、噴水が、忘れられた昔の歌をうたっている――そういう光景の見えて来るような詩でないことには、受入れることが出来ない。
タゴールの詩にはそういう、具体性がなかった。
彼の戯曲も、その素朴の構成などは、アイルランド劇に似通うものがあって好感は持てたがあまりに迫力に乏しく、とらえどころのないという点で嬉しくなかった。
タゴールがノーベル賞金を得たのは、その彼の芸術のためではなく、英国政府が、印度民衆をサービスするために、多分に政治的意味を罩めて策動したからであるなどと、その当時喧伝されたこと