후리가나로 읽는 일본 고전
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あかげっと しなあちこち
国枝史郎歴史小説傑作選
国枝 史郎
国枝 史郎의 国枝史郎歴史小説傑作選(あかげっと しなあちこち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,334자 · 121화면
軍隊も、政治家も外交官も必要なくなることである。
ところで、今度の欧洲戦争でドイツ軍は、火焔砲なる新武器を用いて、ずいぶん凄い効果をあげているらしい。
その火焔砲は、勿論、殺人光線放射器ではなくて、単に、強烈の火焔を筒口から放射して、人間や鋼鉄やペトン等を焼きとろかすだけのものであるらしくウエルスが頭脳で創造した火星人の殺人光線放射器とは、比較すべくもない低い程度の新兵器ではある。
しかし僕の思うところでは、ドイツの科学者は、この火焔砲発明あたりから発足して、そのうちには、おそるべき、殺人光線放射器を発明しはしまいかということである。
まったく、ドイツの火焔砲はウエルスが頭脳の中で創造した殺人光線放射器に可成り似ているのである。
数十年の過去に於て、飛行機や潜水艦の、今日の発達を、幾人予想したろうか?
ところが、文学方面に於ては飛行機や潜水艦の今日の発達をちゃんと予想して、小説に書いているのである。仏蘭西のユール・ベルヌの諸作など夫れであり、日本の押川春浪の諸作も、程度こそ幼稚ではあるが、矢張り夫れである。
文学の或るものは予言の書といってよい。