후리가나로 읽는 일본 고전
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あかげっと しなあちこち
国枝史郎歴史小説傑作選
国枝 史郎
国枝 史郎의 国枝史郎歴史小説傑作選(あかげっと しなあちこち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,334자 · 121화면
そればかりでなく、ナポレオンは、この頃、大挙して墺国に侵入し、墺国をして城下の誓いをさせようと企てていたのであった。
ところで、墺国の方はどうかというに、そのナポレオンの侵略を食い止める手段として、当時勃興の途にあった普魯西と同盟しようと策していた。
ところが、その普国と墺国とは、それ以前から、隣国というところから、却って反目嫉視し合っていた仲であった。
そういう国際関係の渦中にあって、しかも敵国ともいうべき仏蘭西の首府パリに在って、外交手段を揮わなければならないのであるから、メッテルニッヒの位置は、きわめて困難であったといわなければならない。
しかるに、後世、権謀術数の権化のようにいわれているメッテルニッヒは、その高い家柄と勝れた教養と、まれに見る美貌と、端麗な風采とを以って、堂々と振舞い、談笑の間に折衝し着々と自国の利益を計りながら各国使臣の間に嶄然頭角をあらわし、尊敬のマトとなった。仏国外相のタレーランの如きは、もっとも彼を敬重し、何彼と好意を寄せた。
彼の堂々たる、又、円転滑脱たる外交ぶりは、ざっと次のような有様だったのである。
難問題に就いて、彼はナポレオンと差向かいで話さなければならないことがあった。