후리가나로 읽는 일본 고전
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あおいはらふじんのたいつり
垢石釣游記
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 垢石釣游記(あおいはらふじんのたいつり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 46,298자 · 100화면
これを雪代山女魚と言う。
東京から近いところで、よく山女魚の釣れる溪流は、奥多摩川の御岳から上流大河内附近、氷川で多摩川へ注ぐ日原川。拝島村の対岸でこれも多摩川へ注ぐ秋川。横浜水道の水源をなし甲州の南都留から流れ出して沼本で相模川に合する道志川。箱根旧街道の須雲川。仙石原の早川の上流。頼朝の隠れた土肥の大杉附近に源を持つ、湯ヶ原温泉の千歳川と湯河原駅近くで吉浜の海に入る千歳川。伊豆の狩野川の上流である湯ヶ島附近の溪流。少し遠征すれば、駿河の興津川、甲州の富士川の支流である芝川、内房川、佐野川、福士川、波木井川、野呂川など、素晴らしく大きな、艶々として鮮味人の舌端に迫って来る山女魚が棲んでいる。
奥日光の鬼怒川上流、雄鹿川、湯西川、三依川。上州の赤谷川、薄根川、片品川、浅間山麓六里ヶ原の熊川、応桑川、吾妻川上流など殊の外山女魚の多い溪流であるが、早春はまだ雪が深いので釣人の足を遮っている。釣れはじまるのは、四月の末から五月にかけて山桜の落花が薫風に狂う頃であるから、この方面の山女魚釣はまだまだ遠い話である。
竿は二間か二間半の軽くて穂先のやわらかなもの。