일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まど

堀辰雄集 新潮日本文学16

堀 辰雄

堀 辰雄의 堀辰雄集 新潮日本文学16(まど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 58,906자 · 119화면

아오조라 문고

と、その頃其処を訪れたポオル・ヴァレリイは書いている。

翌年の二月である。十年前の、一九一二年ドゥイノにて着手せられ、一九一四年以来殆ど全く中絶していた「ドゥイノ悲歌」は遂にそのシャトオ・ド・ミュゾオにおいて完成せられた。しかもそれは僅か二三日で出来上ったのである。

それを書き上げた夜半、リルケはもうペンを握る力もない位に疲労しながら、眠る前にその出版者キッペンベルクにその完成を知らせてやった手紙には甚だ人の心を打つものがあるが、その一節に曰く、「……私は冷たい月光の中に出て行きました。そして小さなミュゾオを大きな獣のように愛撫してやりました……かかるものを私に授けてくれた、その古い壁を。それからまたあの破壊されたドゥイノをも。」(ドゥイノは大戦中に伊太利軍のために破壊された。)

それから数日と立たない裡に引続いて又、その支流とも云うべき小さな作品が殆ど求めずして出来た。「オルフォイスに捧ぐるソネット」と呼ばれる五十余篇のソネットがそれである。

それまでもとかく健康のすぐれなかったリルケは、その仕事の過労のためにいよいよ健康を損ねてゆき、その後殆どそのミュゾオに居ついたまま、僅かな詩作と、二三の翻訳をしたくらいで、遂に一九二六年十二月の末に死んで行った。