일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まど

堀辰雄集 新潮日本文学16

堀 辰雄

堀 辰雄의 堀辰雄集 新潮日本文学16(まど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 58,906자 · 119화면

아오조라 문고

それからリルケがその館のさまざまな歴史を書いているうちに、こんな話があるそうである。

十六世紀の初め頃に、その館に Isabelle de Chevron という娘が住まっていた。その娘は Jean de Montheys という男と結婚した。が、それから一年立つか立たぬうちに、マリニャンの戦いが起り、その夫はそれにはかなく戦死してしまった。若い寡婦になったイザベルは再びミュゾットの館に引き取られた。やがてそのうちに彼女の前に二人の求婚者が現われた。そしてその二人は決闘して、お互いに刺し合って二人とも死んでしまった。その夫の戦死には耐えることの出来たイザベルも、それには耐え得ずして遂に発狂してしまったのであった。そして夜毎にミイエジュにある二人の求婚者の墓まで、薄い衣をまとったまま彼女はさまよって行くのだった。そして或る冬の夜、彼女はその墓場に息絶えていた……

リルケは死ぬとき遺言して、そのイザベル・ド・シュヴロンの眠りを妨げてはいけないから、ミュゾットの近くのその墓地には自分を葬らないようにして貰いたいと言ったといわれる。……リルケの墓のあるラロンが、もう殆どシンプロンにも近い位、ずっとロオヌの谷を遡ったところにあることは、私が前にも書いたとおりである。