후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まど
堀辰雄集 新潮日本文学16
堀 辰雄
堀 辰雄의 堀辰雄集 新潮日本文学16(まど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 58,906자 · 119화면
私のすぐ前に並んで腰かけている津村君と神保君は、私のように行儀悪くしないで、じっとさっきから神妙に頭を下げつづけているらしかった。
弥撒が了って、なんだか亢奮しているような顔のおおい外人達の間に雑りながら、その教会から出てきた時は、私達もさすがに少しばかり変な気もちになっていた。私達は、教会のまわりにあちらこちらと一塊りになって立ち話をしだしている外人達からずんずん離れて、まだ教会の中に残っているらしいポオランドの少女たちの事を気づかいながら、しかししばらくは黙ったまんまで歩いていた。それは何か一しょに好いものを見てきたあとで、いつも気の合った友人達の上に拡がる、あの共通の快い沈黙であった。
これから森のなかの私の家へ寄ってお茶でも飲もう、――そういう事に決めてからも、私達はとかく沈黙がちに林道の方へ歩いて行った。こうやって津村君、神保君、それから僕、野村少年と、みんな揃っているのに、当然そこにいていい筈の立原道造だけのいない事が、だんだん私にはどうにも不思議に思えてきてならなかった。そう云えば、なんだか私ははじめて彼が私達の間にいないのに気がつき出したかのようだった。