일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なつくさせんき

夏草戦記

山本 周五郎

山本 周五郎의 夏草戦記(なつくさせんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,107자 · 41화면

아오조라 문고

「じゃ早く弁当を済ませるがいい、今日はこれから吉岡隊と交代だが道が長いからな」

新九郎は自分の場所へ戻って腰兵粮をひらいた。そしてかれが麦藁堆の蔭へ坐ると間もなく、吉岡隊の戸田源七という若者が来て、なにげないようすで、「よく晴れるな」と空を見あげながら云った。青々と晴れあがった空を、まぶしそうに眼を細めて見あげながら、けれどその眼はゆだんなくあたりの人の眼をうかがっている、「行軍には辛くなろうがひと雨ほしいものだ、こう晴れ続きでは堪らない」新九郎は口のなかの物をごくっとのんで、ほとんど聞きとれぬほどの声ですばやく云った。

「……なにごともない、そっちはどうだ」

「……なにごともない」と源七もすばやく答えた、「今日はおれのほうが尖隊だそうだ、なんだかそろそろ尻尾をつかめそうな気がする」

「なにかそんな緒口でもあるのか」

「まだなんとも云えないが」そう云って源七は指をぴっと鳴らした、「……しかし、とにかく近いうちにきっと……」

「慎重にやれ、しくじるとそれまでだぞ」

うんとうなずきながら、源七がそ知らぬ顔で元のほうへ去ってゆくと、新九郎はなにごともなかったように弁当をつづけた。