일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

よあけのつじ

夜明けの辻

山本 周五郎

山本 周五郎의 夜明けの辻(よあけのつじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 42,801자 · 86화면

아오조라 문고

母などが云わなくとも知っているでしょう。小幡のお家の御先祖は織田信長公です。信長公は尊王のお志に篤いおかたで、室町幕府の秕政のため、式微にましました禁廷を御造営、また久しく絶えていた欠典をあげ、常職を継ぎ置かれるなど、武家政治はじまって以来、第一に忠臣の誠をお示しあそばしました……お家はこのかたの直流です。あなたはその織田家の臣下なのです。また……今こそ徳川幕府の力が強く、政治の表は江戸に帰していますけれどこの国の民はみな万乗の君を御親と仰ぎ奉っています。一人としてそうでない者はありません……世間はあなたの敵ではなく、みんな同じ志をもつ味方なのです。そう思えませんか」

伊兵衛はほとんど驚きをもって母の言葉を聞いていた。

「母上、ようお聞かせくださいました。仰せのとおり伊兵衛の考えは狭うございました。伊兵衛は闘うことに心を奪われたあまり、つい偏狂人になろうとしていたようです。いかにも、世間を敵とせず、味方として働きます」

「愚な言葉が少しでも役立ってくれたら嬉しゅう思います。では……お仏壇へ燈明をあげて、父上にしばらくのお暇ごいをなさい」

そう云って喜和は座を退った。