일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆめはよびかわす

夢は呼び交す

蒲原 有明

蒲原 有明의 夢は呼び交す(ゆめはよびかわす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,126자 · 210화면

아오조라 문고

当時鶴見はどくだみの詩を作って或る雑誌に寄稿した。啄木はその詩を読んだといって端書を一本送って来た。端書にはこういうことが書いてある。君はどくだみに白い花が咲いて、それが四弁だと数えているが、あれは植物学上、実は萼片に当るもので、花びらではないというのである。それだけのことを注意するためにわざわざ端書をよこした。鶴見は御苦労なことと思っただけでそれなりにしておいた。今になって考えて見れば啄木もその頃既に変った風格を具えた人間であった。あの矯飾していたような中に生一本な気質を蔵していたということが分って、こんな些細な事が快く思い出されるのである。

鶴見は啄木のことを回想しながら右の手に出来た肉刺を見返した。だいぶ膨れてはいるがひどく痛みはしない。それで夢中になって鎌を扱っている。二時間くらいはすぐ立ってしまう。

そんな仕事を二、三日つづけてしていたので疲れが出てぐったりしているのである。

鶴見は思った。おれには植物に対する興味が押え切れぬほどある。鬱屈した気分を解くには草木花卉のことを考えるに限る。鶴見はさきに『死者の書』を読み、感動して、動物の姿を追うて、過現未の三世に転々した。