일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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てんのう

天皇

蜷川 新

蜷川 新의 天皇(てんのう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,036자 · 269화면

아오조라 문고

頼朝は、幕府を鎌倉にひらいた。一一八五年、権力者の平家は戦いに破れて、まったく亡びさった。この時から権力は、源頼朝の手に握られることになった。頼朝は、天皇の権力を奪ったのではない。当時の天皇安徳は、平家とともに、海底に葬られて、この世から失せた。なんびとも、平家をも、源氏をも、不臣として、責めようとはしなかった。このこともまた、当時の天皇は国民統合の象徴などではなかったことを物語っている。

源頼朝の握った権力は、三十四年間にわたったが、一二一九年、実朝が殺されて、他に移った。そのときから、執権北条氏が、必然に権力者となったのである。それから一三三三年まで百十四年間にわたって権力を握った。北条氏は、三代にわたり、人民のために、善政をほどこした。また、蒙古の侵略を打ちくだき、人心を一家におさめていた。北条氏は、自家の権力にたいする反逆人として、三人の上皇を流刑に処した。人民は北条氏に服した。文士は『太平記』を著わして、天皇を「謀反人」と裁断した。

一三一八年、天皇後醍醐が即位して、北条氏を倒すことを、ひそかに計画した。陰謀は発覚して、天皇は、隠岐の島に流された。