후리가나로 읽는 일본 고전
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てんのう
天皇
蜷川 新
蜷川 新의 天皇(てんのう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,036자 · 269화면
天皇は権力者ではなく、権力にたいする犯罪人であったのである。
しかし、北条氏は、元寇の乱ののちに、不満をいだいている武士に討たれて、ついに一三三三年に亡んだ。権力は一時、天皇後醍醐に移った。しかしながら、天皇に人心は帰さなかった。彼は、人君となるべき性質を有しない人であった。武人も、ほとんどすべてが、天皇を憎んだことは、田口卯吉著『日本開花小史』につぎのように書いてある。(一〇八~一〇九ページ)原文を読みやすいように、現代文に訳してかかげる。(註七)
「ところが、これらの武士が、京都に到着してみると、かねがね期待していたところは、まったく裏切られてしまった。
後醍醐がかねて望みをかけていたところは、武士の権力をそぎ、公家の世としようというのであった。そのために、武士の力を借りたのである。すでに北条氏を亡ぼした以上は、武士らと安楽をともにするのは、願うところではなかった。神教政府の教えは、ながく皇室を柔弱なものにしたので、後醍醐のような天皇でも、まったく勇気のない人であった。それがために、何事も武士とは性質を異にしており、もっとも困難なときでも、武士と面会することをきらったのである。