후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면
同輩を陥入れることなぞは、何とも思ってやしません。手の裏を反すようなものです……苟くも自己の利益に成るような事なら、何でも行ります……自分が手柄をした時に、そいつを誇ること、他の功名を嫉むこと、それから他の失敗を冷笑すること――親子の間柄でも容赦はない……相場師の神経質と嫉妬心と来たら、恐らく芸術家以上でしょう」
正太は叔父の心当りの人で、もし兜町に関係のある人が有らば、紹介してくれ、心掛けて置いてくれ、こんなことまで頼んで置いて、叔父と一緒に石段の傍を離れた。
二人は河口の方へ静かに歩るいて行った。橋の畔へ出ると、神田川の水が落合うところで、歌舞歓楽の区域の一角が水の方へ突出て居る。その辺は正太にとっての交際場裏で、よく客を連れては遊興にやって来たところだ。「橋本さん」と言えば、可成顔が売れたものだ。「しばらく来ないな――」と正太は呟きながら、いくらか勾配のある道を河口の方へ下りた。
隅田川が見える。白い、可憐な都鳥が飛んでいる。川上の方に見える対岸の町々、煙突の煙なぞが、濁った空気を通して、ゴチャゴチャ二人の眼に映った。
「河の香からして変って来た。