후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면
三吉はすこし煩そうに、「実は、僕は独りで行きたい。それに他の細君なぞを連れて行くのも心配だ」
「心配だと思うなら止すが可いぞや」とお種が言った。
「何でも私は随いてく」と豊世は新座敷の方から。
「じゃ、汽車に乗るところまで送って進げよう」と三吉も引受けた。
いよいよ別れると成れば、余計にお種は眠られない風であった。その晩、姉は奥座敷に休んで弟と一緒に遅くまで話した。姉の様子も気がかりなので、一旦枕に就いた三吉は復た巻煙草を取出した。彼は先ずお仙の話をした。あれまでに養育したは姉が一生の大きな仕事であったと言った。薬の紙を折らせることも静かな手細工を与えたようなもので、自然と好い道を取って来たなどと言った。
「彼女が有るんで、俺も今まで持続えて来たようなものだわい」とお種も寝ながら煙草盆を引寄せた。
新座敷の方に休んだ豊世やお仙は寝沈まっていた。三吉は橋本の家の話に移って、幸作の骨折も思わねば成らぬ、正太には生命がくれてある、何物も幸作にはそんなものがくれて無い、そう神経質な眼で養子や嫁を見るべきものでもあるまい、欠点を言えば正太の方にも有るではないか、などと姉を沈着かせたいばかりに種々並べ始めた。