후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면
今まで殆んど出なかった家を出、遠く夫を離れて、両親や姉妹やそれから友達などと一緒に成りに行く人である。光る帆、動揺する波、鴎の鳴声……可懐しいものは故郷の海ばかりでは無かった。曾て、彼女が心を許した勉――その人を自分の妹の夫としても見に行く人である。
「叔母さん、御郷里へ御帰り?……御取込のところですネ」
こう言って、翌朝正太が訪ねて来た頃は、手荷物だの、子供の着物だのが、部屋中ごちゃごちゃ散乱してあった。
「正太さん、御免なさいまし」とお雪は帯を締めながら挨拶した。
「どれ、子供をここへ連れて来て見ナ」
と三吉に言われて、下婢はそこに寝かしてあった種夫を抱いて来た。
「余程気をつけて連れて行かないと、不可ぜ」
「よくああして温順しく寝ていたものだ」と正太も言った。
「まだ、君、毎日浣腸してますよ。そうしなけりゃ通じが無い……玩具でも宛行って置こうものなら、半日でも黙って寝ています。房ちゃん達から見ると、ずっとこの児は弱い」
「これで御郷里の方へでも連れていらしッたら、また壮健に成るかも知れません」
「まあ、一夏も向に居て来るんです」
「真実に叔母さんも御苦労様――女の旅は容易じゃ有りませんネ」