후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면
森彦の方へ行けば森彦のように考え、三吉の許へ来れば三吉のように考えるのが、正太の癖であった。丁度、この植木屋の地内に住む女教師の夫というは、兜町方面に明るい人である。で、正太は話を進めて叔父からその人に口を利いて貰うように、こう頼んだ。
何となく不安な空気を残して置いて、甥は帰って行った。「正太さんも本気で行る積りかナア」と三吉は言ってみて、とにかく甥のために、頼めるだけのことは頼もうと思った。その日の午後、三吉は庭伝いに女教師の家の横を廻って、沢山盆栽鉢の置並べてあるところへ出た。植木屋の庭の一部は、やがて女教師の家の庭であった。子息の中学生は三脚椅子に腰掛けて、何かしきりと写生していた。
女教師の旦那というは、官吏生活もしたことの有るらしい人で、今では兜町に隠れて、手堅くある店を勤めていた。三吉は一ぱい物の散乱してある縁側のところへ行って、この阿爺さんとも言いたい年配の人の前に立った。
「アアそうですか。宜しい。承知しました」と女教師の旦那は、心易い調子で、三吉から種々聞取った後で言った。「橋本さんなら、私も御見掛申して知っています。御年齢は何歳位かナ」