일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いえ

家

島崎 藤村

島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면

아오조라 문고

その時お俊は自分の家の方の噂をした。丁度彼女が帰って行った日は、公売処分の当日であったこと、ある知人に頼んで必要な家具は買戻して貰ったこと――執達吏――高利貸――古道具屋――その他生活のみじめさを思わせるような言葉がこの娘の口から出た。

三吉は家の内をあちこちと歩いた。最後の波に洗われて行く小泉の家が彼の眼に浮んだ。破産又た破産。幾度も同じ事を繰返して、その度に実の集めた道具は言うに及ばず、母が丹精して田舎で織った形見の衣類まで、次第に人手に渡って了った。実の家では、長い差押の仕末をつけた上で、もっと屋賃の廉いところへ引移る都合である。

話が両親のことに移ると、お俊は眼の縁を紅くした。彼女は涙なしに語れなかった。

「――母親さんには、どうしても詫びることが出来ない。『母親さん、御免なさいよ』と口にはあっても……首は下げても……どうしても言葉には出て来ない」

こんなことまで叔父に打開けて、済まないとは思いつつ、耳を塞いで、試験の仕度したことなどをも語った。話せば話すほど、お俊は涙が流れて来た。そして、娘らしい、涙に濡れた眼で、数奇な運命を訴えるように、叔父の顔を見た。