일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いえ

家

島崎 藤村

島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면

아오조라 문고

山から郊外へ、郊外から町へ、何となく彼の心は響のする方へ動いた。それに、子供等の遊友達を見ると、思出すことばかり多くて、この静かな土地を離れたく成った。彼は町の方へ家を移そうと考えた。そのゴチャゴチャした響の中で、心を紛したり、新規な仕事の準備に取掛ったりしようと考えた。

家を指して、雑木林の間を引返して行くと、門の内に家の図を引いている人がある。やはりこの郊外に住む風景画家だ。お雪は入口のところに居て、どの窓がどの方角にあるなどと話し聞かせていた。

風景画家は洋服の袖隠から磁石を取出した。引いた図の方角をよく照らし合せて見て、ある家相を研究する人のことを三吉に話した。あまり子が死んで不思議だ、家相ということも聞いてみ給え、これから家を移すにしても方角の詮議もしてみるが可い、こう言って、猶この家の図は自分の方から送って置く、と親切な口調で話して行った。

「ああいう画を描く人でも、方角なぞを気にするかナア」

と三吉は言ってみたが、しかし家の図までも引いて行ってくれる風景画家の志は難有く思った。

お雪は夫の方を見て、

「貴方のように関わなくても困る。人の言うことも聞くもんですよ。