후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면
夫は荷物と一緒に着いた。
「こういうところで、田舎風の生活をして見るのも面白いじゃないか」
と三吉はお雪に言った。お雪はよく働いた。夕方までには、大抵に家の内が片付いた。荷車に積んで来たゴチャゴチャした家具は何処へ納まるともなく納まった。改まった畳の上で、お雪は皆なと一緒に、楽しそうに夕飯の膳に就いた。
暮れてから、かわるがわる汗を流しに行った女達は、あまり風呂場が明る過ぎてキマリが悪い位だった、と言って帰って来た。下婢は眼を円くして飛んで来て、「この辺では、荒物屋の内儀さんまで三味線を引いています」とお雪に話した。長唄や常磐津が普通の家庭にまで入っていることは、田舎育ちの下婢にめずらしく思われたのである。
「延ちゃん、一寸そこまで見に行って来ましょう」
とお雪は姪を誘った。
郊外の夜に比べると、数えきれないほどの町々の灯がお雪の眼にあった。紅――青――黄――と一口に言って了うことの出来ない、強い弱い種々な火の色が、そこにも、ここにも、都会の夜を照らしていた。お雪と姪とは、互に明るく映る顔を見合せた。二人は手を引き合って歩いた。戻りがけに、町中を流れる暗い静かな水を見た。