후리가나로 읽는 일본 고전
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やまをおもう
山を思う
石川 欣一
石川 欣一의 山を思う(やまをおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,814자 · 157화면
上越線の開通をあて込んで温泉掘鑿願いを出したものや許可を得たものが九十数件。あちらこちら、石油を掘るように温泉を掘っている。そんなに沢山温泉をつくってどうする積りだか。勿論湯が出たら権利を売ろうといった手合も多いのであろう。
翌日は後閑から赤谷川に添う三国街道を入った。汽車の中から川――利根の本流――向いの崖の上に浅黄の布を周囲にさげた、何の面白味もない社が見える。これが磔茂左衛門を祭った地蔵で以前は崖の下の小さな地蔵さんであったが、藤森成吉氏や築地小劇場のために(まさか!)大きく、また殺風景になったとのことである。
一体この辺には、対照の奇妙な史跡が多い。三国街道を月夜野、押出、廻戸と一里歩いて下新田へ行くと塩原太助の生家があり(代議士生方大吉氏の厳父太吉氏等によって遺跡保存会が設けられ、倉庫には遺物が蒐集してある)、後閑、上牧間には高橋お伝の生家が現存し、利根の右岸、即ち線路の対岸には白木屋お駒がかくれ住んだと伝えるお駒堂がある。講談愛好者にとってはこの辺は地上の天国であろう。
鬱陶しい梅雨空の下を、ルックサックを背負ってボソボソ歩いた。昔ながらの三国街道である。