일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やまびこおとめ

山彦乙女

山本 周五郎

山本 周五郎의 山彦乙女(やまびこおとめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,360자 · 251화면

아오조라 문고

そして、えへん、と咳ばらいをした。

化粧や着付けは、向うへいってからする、ということで、髪だけ結いあげたが、潮水につかったのだから、梳くだけでも相当な手間であった。

猿楽に必要な、道具や衣裳は、さきに送り出したらしい。支度が済んで、姉といっしょに表玄関へゆくと、柳沢の四つ花菱と裏梅の紋をちらした、非公式の女乗物が据えてあり、やはり柳沢家の者だろう、六尺や小者たちのほかに、侍が四人待っていた。

「御苦労でございます」

登世はそう会釈したが、花世はつんとすまして、おそろしくいばりかえって、自分の乗物に乗った。

駕脇の供は五人、そのなかで和助が、花世の脇に付いた。

乗物は築地から八丁堀へぬけ、日本橋の大通りへと出ていった。

町家の軒先には、ずっと七夕の笹が立っていた。その枝にむすんである、色とりどりの短冊がなまぬるい軟風に、ひらひらと翻って、街ぜんたいが賑やかに浮きたってみえる。

午後三時ごろの、まだ暑いさかりだったが、さすがにめぬきの通りだけあって、人や乗物の往来はかなり多く、乾いた道から舞い立つ埃のなかを、早くも晴れ着になった子供たちが、汗まみれになって駆けまわっていた。