후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
昨日の女が気にかかるらしい安兵衛、いつになくしょげているようすだ。
こいつ、ことによったら何かのんでいやしないか。
――と文次はきっとなったが、さあらぬ態で微笑にほぐらかし、そこから中庭を横切って、散りかかる桜花の下道を背戸へまわって二階建ての母屋、焼きつくような饗庭の視線を絶えず首筋に意識しながら、ここが奥座敷と思われるあたりへ出た。
ずらりと閉切った縁側の雨戸に、白っぽい日光が踊っている。
「どこかはいれるところがあるだろう。安、あけてみな」
文次のさしずに、安兵衛はさっそく、戸袋に近い一枚へ手をかけて、どうもしようのない剽軽者だ。
「ちょっと切り戸をあけてんかいな、あけてんか、お隣さん、もし、お内かお宿か、おるすさんかいなあ。いぬのにとんとんとたたいても、ええ、ほんにじれったいではないかいな」
唄に合わせてがたぴしやっている。のんきな奴だ。
やっとのことで、どうやら、横にはいれそうなすきまができる。
そこから上がり込んだ。
明るい戸外から来た眼が、しばらくすっかりくらんで、黒闇に慣れるまでにかなりのまがある。
ほこりのにおいがむっと鼻を打つ。