일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

柳田 国男의 年中行事覚書(ねんじゅうぎょうじおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 135,005자 · 262화면

아오조라 문고

これを考えて見る者は今のところ、農民自らより他には、私たち少数の者があるだけである。

十月という月は神無月ともいって、もとは神祭のほとんとない月だった。ところが神社大観などを開いて見ると、大小の社の祭典は、三分の二近くがこの月を以て挙行せられる。もちろんこれは新旧暦法の差で、現在十月というのは旧九月の月送りであるが、その九月とても元来はそう祭の多い月ではなかった。稲は大よそこの月の末までに刈揚げるが、それを掛け乾しニオに積んで、やがて到来すべき新嘗の日を待っているのが、楽しいしかも至って厳粛な、心の準備の期間であった。どうしてこのようにまで永い日数を、必要としたかは我々にも説明し難いが、とにかくにこれはたしかな事実であり、またしばしばよその民族の中でも聴くことであって、そのかわりには祭が滞りなくすんでしまった後の歓喜というものは、これまた今日の想像を絶した、濃厚かつ強烈なものであったらしい。

ところが内外の事情の次々の変化のために、この一月余りの物忌の期間を、静かに謹慎して待ち暮すことが出来なくなり、結局はやっと農事の一きりがついた旧九月に、多くの収穫後の行事を引上げてしまうことになって、冬はまた一段と淋しい退屈な、人生の空白の如く見られるに至った。