후리가나로 읽는 일본 고전
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ねんじゅうぎょうじおぼえがき
年中行事覚書
柳田 国男
柳田 国男의 年中行事覚書(ねんじゅうぎょうじおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 135,005자 · 262화면
そうしておれは二十三夜の月だと言って、天に還って行かれたと語っている。月を船というのは島であるためだけでなく、この夜の月は形も船に似ているので、ことに漁民は救済の恵みを信じていたものかと思う。
然し二十三夜様を月だとは言わぬ土地にも、これにやや近い神の示現を説く話が多い。その中の最も珍しく、かつ庚申様の方の話と似通うたものが、やはり鹿児島県南部の喜界島にも残っていた。昔ある処で二十三夜の集まりをしている家へ、見すぼらしい破れ衣を着た一人の旅人が尋ねて来て、祭の仲間に入れてくれという。通例こういう者は加えないのだが、主人は心のすなおな人なので快くそれを許した。祭が終って明くる朝、帰って行こうとする際にその人は、この次の二十三夜は私の家で宿をしたい。どうか来て下さいと住所を告げ、招待をしておいて行ってしまった。
あんな乞食のような男に何が出来るかと、仲間の者は信用しなかったが、それでも約束だからと誘い合って行って見ると、今まで気がつかずにいた立派な住居がそこに在る。亭主は前回の破れ着物の人で、これはよくお出で下さった。支度にかかりますから暫らくお待ちをと言って、台所へ下ったままなかなか出て来ない。