후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかげのまち
幻の探偵雑誌5 「探偵文藝」傑作選
松本 泰
松本 泰의 幻の探偵雑誌5 「探偵文藝」傑作選(ひかげのまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,797자 · 107화면
「彼処から私は直ぐ、家へ戻って見ましたが、伯父はまだ帰宅して居りませんでした」
「では貴郎もあの事を御存知ですか」エリスは怖ろし気に手巾で顔を覆った。
「エエ、私は伯父が死骸の傍に立っているのを見ました。……然し殺された男は一体何者でしょう。無論パーク旅館で貴女を監禁した男と思いますが……」と坂口は嗄れたような声でいった。
ビアトレスは手を挙げて坂口を制しながら、「そんな事はどうでもいいわ。……それより林小父さんはどうしたでしょう。何故早く帰っていらっしゃらないでしょう」と穏かにいった。
エリスは何事をか云おうとしたが、悲しげな様子をして口を噤んでしまった。
たちまち、玄関の呼鈴が鳴った。三人は思わず顔を見合せて、誰一人席を立つものはなかった。第二の呼鈴が続いて起った時、坂口は思切ったように立上って玄関へ出ていった。
扉を開けると、平服を着た二人の男がヌッと家の中へ入ってきた。彼等は無遠慮に自ら背後の扉を閉めた。
「貴郎はベースウオーター街二十番地に住んで居らるる林という方の甥御さんで、坂口さんと仰有る方ですね」一人の男が口を切った。坂口は黙って点首いた。