일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ようねんじだい

幼年時代・晩夏

堀 辰雄

堀 辰雄의 幼年時代・晩夏(ようねんじだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,965자 · 169화면

아오조라 문고

――そういう気心の知れないような他所者が多いから、村の人達だってあまり附き合いたがらないし、自然何処の別荘番も冬なんぞになるとわれわれの考えもつかないような孤独な暮らしをしているらしいな。そういう奴がみんないまの話の爺やみたいに、何処の誰ということもなしに死んで行くんだと思うと、ちょっと堪らない気がしますね。……」

蒙古でいつ完成するともつかない仕事をしている同じ画家の夫を持って、長い孤独な生活をしている深沢さんは、私の話を聞きながら、何度となく大きな目をみひらいては、深くうなずいていた。

夜はまだかなり寒かった。その晩はみんなで早くから床にはいることにした。

深沢さんと妻とが床を並べて寝た隣りの部屋からはやがて二人の寝息らしいものが聞えて来たが、私ひとりだけはどうしてだかなかなか寝つかれなかった。

言ってみれば、いまの自分と全くかかわりのないような人たちの運命の浮沈が、それが自分には何んのかかわりもない故に、反って切ないほどはっきりと胸に浮んで来て、いかんともしがたかった。それにまた、爺やも水車も豆の花の棚も何もかも自分のよく知っていたものがこの村からもだんだん絶えてゆくような思いすら誘われて、私の心の動揺はいつまでもやみそうもなかった。