후리가나로 읽는 일본 고전
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ようねんじだい
幼年時代・晩夏
堀 辰雄
堀 辰雄의 幼年時代・晩夏(ようねんじだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,965자 · 169화면
それまでながい間、私はその花の咲いているのを見ていると、どうしてこうも自分の裡に何ともいえずなつかしいような悲しみが湧いてくるのだか分からないでいた。
註三 「掘割づたいに曳舟通から直ぐさま左へまがると、土地のものでなければ行先の分らないほど迂回した小径が三囲稲荷の横手を巡って土手へと通じている。小径に沿うては田圃を埋立てた空地に、新しい貸長屋がまだ空家のままに立並んだ処もある。広々とした構えの外には大きな庭石を据並べた植木屋もあれば、いかにも田舎らしい茅葺の人家のまばらに立ちつづいている処もある。それ等の家の竹垣の間からは夕月に行水をつかっている女の姿の見える事もあった。……」
これは荷風の『すみだ川』の一節であるが、全集を見ると明治四十二年作とあるから、まだ私が五つか六つの頃である。それだから、私の記憶はこれほどはっきりとはしていないが、ここに描かれてある小径は、ことによると、曳舟通りに近かった私の家から尼寺の近所のおばさんの家へ行くときにいつも通っていた小径と同じであるかも知れない。