후리가나로 읽는 일본 고전
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にわをつくるひと
庭をつくる人
室生 犀星
室生 犀星의 庭をつくる人(にわをつくるひと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,332자 · 19화면
主としてつくばいは朝日のかげを早くに映すような位置で、決して午後や夕日を受けない方を調法とする。水は朝一度汲みかえ、すれすれに一杯に入れ、石全体を濡らすことは勿論である。その上、青く苔が訪れていなければならぬが、一塵を浮べず清くして置かなければならぬ。口嗽ぎ手を浄めるからである。
兼六公園にある成巽閣の後藤雄次郎作の四方仏は、小流れに沿うて据えられ、石仏四体が刻まれている。小流れの両側に奇石珍木を配してあることは言うまでもない。平常閉してある庭中の幽雅は木々草石の上にこもっていて、穏かなすれない極寂があった。上流に突然とした砥草の茂りがあるのも、老巧な植木やの手なみが窺われていた。わたくしはこの手洗いに仏を刻んである因縁を窃かに考えて見て、清きが故なお浄かろうとする意図を床しく思うた。茶庭では燈籠は木のうしろにいても、手洗いは上手に立たなければならなかった。つくばいは人の手にふれるものだけに、たとえ隅の方にあっても品格は上手に位するものである。瑞雲院の庭のつくばいは二方の踏石から辿ることになり、一枚の短冊石を踏んで行くのであるがその打ち方も厳格であった。