일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にわをつくるひと

庭をつくる人

室生 犀星

室生 犀星의 庭をつくる人(にわをつくるひと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,332자 · 19화면

아오조라 문고

兼六園の池のきわの手洗いは大石であるが、三抱えくらいの椎の大樹の根元にしっかりと置かれ、雄心を遣るに豪邁であった。わたくしはまだこれほどの大樹の根元に置かれた手洗いを見たことはない。

つくばいの品格は最も秀れたものでなければならず、形は大きくも小さくもない、程よい見馴染の快いものでなければならぬ。何となく奇岩めいた姿つきで、高峯一端の清韻を帯び、そのうえ雲霧を掻き起こすような気もちのものを尊ぶことは実際である。聊斎志異の白雲石の口碑のように穴あり時に綿のような雲を吐かねばたらぬ。そして鉢(水を入れるところ。)の中は古鏡のように澄み古色自ら在る体のものでなければならない。蒼い底に水をたたえた一基のつくばいは、何か庭の中に人あって鏡を見ているような心もちを起させるようである。実際、一掬の清水はよく庭裏の誠をうつすからである。

手洗いにはわたくしの知っている限りでは、普通のつくばいの外に、しゃれた石臼のような伽藍形があり、それは円い石に円い水鉢がうがたれている。最っとしゃれたのに唐船というのは、自然石の鍬のような反りを持った石の左よりに水鉢があって、むかしの唐船のへんぽんたるに似ていて風致あるものである。