후리가나로 읽는 일본 고전
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あしのうら
怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像(あしのうら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,233자 · 223화면
吉見は、その言葉で何か皮肉な諷刺をいったつもりらしく、川島の顔を窺うようにして片頬を歪めたけれど、しかし川島はさっきから息つく暇もないものに襲われていた。
(果して、そんなことがあり得るだろうか)
どうしてもその疑問を振切ることが出来なかった。そのくせ一方では
(美しい筈だ。花のような美少女ではなくて、花そのものの美少女なのだ――、似ている筈だ。同じ枝に咲いた桜そのもののように見分けがつかないのだ)
とも、思うのである。
六
「しかし、いずれにもせよ」
吉見が、不満そうな眼をあげたけれど、川島は構わずに続けた。
「いずれにしても、あの綺麗な、成人した少女たちを、こんな山奥の沼畔にいつまでも置いては可哀想じゃないんですか、都会――というより世の中に出して教育をされるとか、また、あなたにしても、これだけの大成果を誇ってもいいし少くとも発表すべきではないんですか」
「世の中に出す、って――」
吉見は、ギョッとしたように川島を見詰め、それから急に額に縦皺をよせて、激しく頭を振った。
「と、飛んでもないこと、あの三人はわし無しでは一日も生きて行けないのだ。