후리가나로 읽는 일본 고전
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ししょ
戦国武士道物語 死處
山本 周五郎
山本 周五郎의 戦国武士道物語 死處(ししょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,176자 · 33화면
であえ、……であえ」
わめき叫びながら、むらがり寄せる敵をさんざんに駈けなやましたが、わずかな手兵はしだいに討ち取られ、吉信もついに数※を負った。かたな折れ、矢つきたのである。
――もはやこれまで。
と思った彼は、馬上に浜松城のかたを再拝して云った、
「危急の場合とはいえ、われらごとき者の槍の石突をお当て申し、おん名を冒しまいらせた罪は万死に価すべし。吉信ただいまうちじにつかまつる、おんゆるし候え」
そして夏目次郎左衛門は討ち死をとげた。
このあいだに家康はしゅびよく退陣し、旗本の人びとも追躡する敵を撃退しつつ浜松城下までひきしりぞいた。
ときすでに午後六時をすぎて、くもり月の空は暗澹と昏れた。
浜松城の大手には篝火がどうどうと焚きつらねてあり、年少夏目信次が守兵をひきいて城門をまもっていた。この篝火をめあてに馬を乗りつけて来た家康は、夏目信次のすがたをみると馬を下り、つかつかとその前へあゆみ寄って云った。
「信次、そのほうの父は、家康にかわってみごとに死んだぞ」
「は……」
「吉信なくば生きては帰れなかった、吉信こそ家康の命の恩人だぞ」
「もったいのうござります」