후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎじゅつのてつがく
技術の哲学
戸坂 潤
戸坂 潤의 技術の哲学(ぎじゅつのてつがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,443자 · 164화면
実験は以上のような理由から問題にならねばならない。
実験の問題を積極的な意味に於て、そして広範に、而も一定の必然的な位置を与えて、捉えるものはマルクス主義的範疇である。今それを見よう。――近代の典型的な観念論――夫を自由の哲学と云っていい――の主なものは、恐らくカントのやや正しくはあるが併し不充分な見解を除いては、実験に就いて積極的な意義を認めない*。この哲学にとっては、実験は或る意味で、自由の放擲をさえ意味するだろう。自由な自己決定の代りに、自然そのものの自己決定か又は自然が吾々を外部から決定することかが、実験に決定を任せるということに外ならない。実験が所謂「自由」の哲学からは積極的な意味を受け取れないのに不思議はないだろう。それから又、コントの実験の精神が、あのままでは今日の資本主義社会の行き詰りと一緒に行きづまらざるを得なかったことは、前に述べた。今日のブルジョア社会では実験の精神は、積極的な意味を有つどころではなく、却って否定されねばならない必然性さえあったのである。――処でマルクス主義的範疇体系だけは之に反して、社会に於ける実験の積極的な意義を高調することが出来るし、又事実高調せずにはいられない。