후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면
今日は二人のおまつりだ。
朝でも夜でも牢屋はくらい……
いつでも鬼メが窓からのぞく。
二人は日本橋の上に来ると、子供らしく、欄干に手をのせて、漂々と飛んでいる、白い鴎を見降した。
一種のコオフンは私達には薬かも知れない
二人は幼稚園の子供のように
足並をそろえて街の片隅を歩いていた
同じような運命を持った女が
同じように瞳と瞳をみあわせて淋しく笑ったのです。
なにくそ!
笑え! 笑え! 笑え!
たった二人の女が笑ったって
つれない世間に遠慮は無用だ
私達も街の人達に負けないで
国へのお歳暮をしましょう
鯛はいゝな
甘い匂いが嬉しいのです
私の古里は遠い四国の海辺
そこには
父もあり
母もあり
家も垣根も井戸も樹木も……
ねえ小僧さん!
お江戸日本橋のマークのはいった
大きな広告を張っておくれ
嬉しさをもたない父母が
どんなに喜んで遠い近所に吹ちょうして歩く事でしょう
――娘があなた、お江戸の日本橋から買って送って下れましたが、まあ一ツお上りなしてハイ……。
信州の山深い古里を持つ
かの女も
茶色のマントをふくらませ
いつもの白い歯で叫んだのです。
――明日は明日の風が吹くから、ありったけのぜにで買って送りましょう……