후리가나로 읽는 일본 고전
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
三遊亭 円朝의 政談月の鏡(せいだんつきのかがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,603자 · 108화면
筆「はい」
と立とうとする途端にびいんという仮牢の錠の開く音が頭上に響いて、恟りする中に大戸をガラ/\と開けて仮牢から引出されましたは、禿げた頭の月代は斑白になりまして胡麻塩交りの髭が蓬々生え頬骨が高く尖り小鼻は落ちて目も落凹み下を向いて心の中に或遭王難苦、臨刑慾寿終、念彼観音力、刀尋段々壊、或囚禁枷鎖、手足被械、念彼観音力、釈然得解脱、と牢の中でも観音経を誦んで居たが今ヒョロ/\と縄に掛って仮牢から引出されるを見ますると、三年以前に別れた実父の下河原清左衞門でございますから何う云う訳で此の有様はと、はッと思いまして、
筆「お父さん」
と云い掛けると清左衞門が、むゝと眼で知らせますから、
筆「はい」
と泣き度い程悲いのを耐えて砂利の処へぺたぺたと坐りました。明奉行だから早くもそれと見て取って、
甲「筆暫く控えろ」
筆「はい/\」
甲「是なる浪人者を其の方は見知り居るか」
筆「はい、い、え」
甲「隠すな、隠すと為にならんぞ、是なる浪人下河原清左衞門は、長谷川町の番人喜助を毒殺致した罪に依って長らく入牢仰せ付けられ、再度の吟味に逢うと雖も白状致さぬ、毛頭覚えはないとのみ、然れば主名を明かせと云えば武士の道が立たん、士道が立ち難いに依って主家のお名前は仮令身体が砕けても白状を致さぬと申し張って