일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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どうじ

文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子

室生 犀星

室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면

아오조라 문고

「そんなに言うなら行って来いと云え。どうせ帰ってこないだろうから、乳が出ないから仕方がないじゃないか。」

「それもそうね。じゃ遣りましょう。」

妻は、では、なるべく早くかえってくるように言って、乳母をやることにした。あとで私は、夏にたずねた。

「包みを持って行ったか。」

「ええ、みんな、ただ歯みがきだけ置いて行きました。」

晩になっても帰ってこないことは目に見えていても、晩くまで勝手の戸締りをしないで置いたが、やはり帰って来なかった。乳母も窮屈で困ったろうが、一ト安心をした私だちはまた途を絶れて困った。

「やはり当分は貰い乳をするんだな。どうも為方がない。」

「外にないでしょうか。」

「あれだけ捜してやっと見つけて、これだ、ちょっと急にはなかろう。」

ふたりが話していると、夏は、こんなことを言い出した。

「勝手口で乳母さんが出しなに、歯磨はあんたに上げると言っていましたから、もうかえらないんでしょう。」

莫迦正直な夏は、私たちの気も知らずにぽかんとそんなことを言ったが、私はあっちイ行けと顎を杓った。……赤児はやすらかな花のような、そういうことが言えるなら、それにも増して美しいくろぐろした一線を惹いた眼をつぶり睡っていた。