후리가나로 읽는 일본 고전
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どうじ
文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子
室生 犀星
室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면
その容子では決してすれっからしの女でないことや、結婚したにしてもほんの暫らく、半年くらいしか男にふれないようなところがあった。主婦は直覚的に松岡と関係のある女だと思ったが、松岡が越して来てから四ヶ月くらいしか経たなかったので、主婦は何か解ったような気がした。「とにかく、永いことお待ちなさらなくともようございますよ。」
女客はおろおろした声で言った。
「でもわたくしお待ちしてもようございますかしら。」
「さあ、――」主婦は女客の顔を見戍った。
「でも能くごぞんじじゃないんですか、ごぞんじなら……」
「ええ、それはよくぞんじているんですけれど……」
女客は曖昧に言った。
「それなら関わないじゃありませんか? おあがりなさいましよ。」
主婦は女客を三階へ案内しながら、長い階段を上った。
「御家内の方でございますか、奥様でいらっしゃるのだと、わたくし存じあげているんですけれど……」主婦はそう言って女客をちらと偸見たが、女客は低い声でこたえた。
「すこし事情がございまして、何でございます……」
「はあ、……」
主婦は松岡の部屋の戸をあけた。書きかけの肖像画が気味わるく四方の壁に架けられていた。