일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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どうじ

文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子

室生 犀星

室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면

아오조라 문고

「おれに一疋売ってくれ。」

近くの錺屋の主人はそう言って、「これを何かの飾にすると儲かるのだ。このまま、これを膠で煮込むのだ。」

そういう残酷なことを言って、指さきでつまんで、店へ這入って行ったが、男は益々大きな声で言うのであった。

「もう夜に近いから唄がきこえる。唄をききたい人があったらみんな集りなさい。お前さんがたの聴いたことのない美しい唄だ。」

男はそういうと川べりの石垣の上へ荷を下ろして、川から水を汲んで来て、水の入れかえを済しました。下流の方はまだ明るいが、山の方からは段々にくらくなって来て、町の家の窓や戸には早や灯がきらめいてくるのでした。

「いまに唄い出すだろう。」

男はそう言って石垣の上で、銭を勘定し出しました。十銭の銀貨が十六粒と、五十銭の大銀貨が三枚あったが、男はそれを何度も数え直し、繰り返して、げらげらひとりで笑っていました。

「すると、みんなで三十一疋売ったのだな。」

李一は三十一疋の白い魚がこの町で離れ離れになっているのを可哀そうに思い浮べました。男はそんなことを考えないで、同じい銀貨に歯をあてて見たり、銀貨と銀貨とをカチ当てて鳴るのを聞いたりして、にせ金でないかと疑い深く試しているのです。