일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうじ

文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子

室生 犀星

室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면

아오조라 문고

「早く、早く!」

父親は叫んで早く網を引くように李一に叫んだが、李一は船を自由にできなくて、唯、あわてるばかりでした。切角の大群の鰯はいまはその空いた沖の方へこぼれて行くばかりでした。

「これまでになって何をぐずついているのだ。」

父親はそう言ったが、李一にはどうにもならなかったのです。そのうち鰯はなだれを打って沖へずり出しました。

その時、沖の方から何か真白なものの群れが押し寄せて来たのです。白い肌をした美しい手足の魚です。そのため、なだれを打った鰯はまたぎらぎら沸き立って、戻りはじめたのです。

「早く、早く。」

李一はその時すっかり網を鰯の群れに巻いてしまったのです。それと同時に白い肌をした魚の群れは沖の方へかえって行きました。李一は見たことのある魚だと思ったが、よく分らなかったのでした。

父親は、「ああいう魚は始めて見た、一たい何という魚だろう、あれが押して来なければ切角の鰯も捕れなかったのだ。」

そう言って大漁を喜んで、岸の方へさして船を漕ぐのでした。これで今年の冬がくらせると父親は安堵をしたのだった。

李一は鰯を網から外すとき、ふと、二疋の白い肌をした魚が網の目にかかっているのを眺めた。